カテゴリー:FX-金融政策・財政政策

  • 国債のイールドカーブをコントロールすることが、為替市場にもたらす影響

    イールドカーブコントロールを導入 日銀は、黒田総裁の就任以降、金融緩和の強化(クレジット、エクイティリスクを取るなど質的緩和も含む)してきました。 しかし、2016年9月会合で打ち出した緩和策は、10年国債の金利をゼロ近傍にするというもので、イールドカーブコントロールと呼ばれています。 イールドカーブとは、国債の期間構造の事で、通常は長期債ほど金利が高くなる右肩上がりの構造になっています。 上の図のようなイメージです。 10年国債だけでイールドカーブがコントロールできる? しかし、イールドカーブとは金利構造全体の事です。 なぜ、10年国債の金利をゼロにコントロールするだけで、金利構造全体(イー…
  • IMFラガルドが警告するドル高の問題点。ドル高の時は新興国通貨への投資はやめよう

    ドル高は日本にとってはポジティブな要素が多い ドル高は円安とセットで発生しやすいため、日本にとってはポジティブに語られることが多いと思います。円安ドル高によって、円貨建ての資産の価値は減るわけですが、日本の生産コストが下がることによるメリットの方がトータルでは大きい、との見方が一般的です。 また、世界最大の市場である米国で、日本製品が競争力を保ちやすくなる効果もあります。いくら生産の海外移転が進んだところで、日本からの一定の部品輸出などはまだまだ大きなシェアを占めています。 円高と円安のメリット・デメリットはよく議論になりやすいので、記事にしています。 ドル高で苦しむ国 しかし、世界では日本の…
  • FRB議長発言がハト派的と解釈されるとき為替市場はどう動くのか(2013念11月の事例)

    FRB議長がハト派的スタンスを示した際の為替市場の反応 2013年11月の、イエレン氏の議会証言は米景気に慎重な見方を強調しており、為替市場から極めてハト派的と受け止められました。 それを受け、金融緩和の継続を予想したドル売りが続くことになり、日本は円高に苦しむことになりました。 しかし、ブラジルなどの新興国では、一旦は米金利引き締め懸念から停会していたものの、世界の緩和的な金融環境がまだ続くとして、回復傾向に転じることになります。 このように、イエレン議長の発言は、為替市場の教科書通りの展開につながることになります。 他の金融市場はどうなったのか 株式市場 金融緩和の長期化は単純に株式にはプ…
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