eMAXIS Slimバランス8資産均等型はダントツの信託報酬の安さが魅力

eMAXIS SLIMバランス8資産均等型

 昨日もバランスファンドで少し触れましたが、このeMAXIS SLIMバランス8資産均等型は、信託報酬がわずか0.16%です。従来のバランスファンドの最大の欠点である信託報酬の高さ、をクリアした数少ない商品のうちの1つということで取り上げてみたいと思います。

 

 資料はいずれもこちらから拝借しています。

eMAXIS SLIMバランス8資産均等型のポートフォリオ

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 国内株、先進国株、新興国株、国内債券、先進国債権、新興国債券、国内リート、先進国リート、と8資産バランスの王道ですね。均等配分されています。ベンチマークは次のようになっています。

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 それぞれベンチマークがあります。

  • 日本株はTOPIX連動です。
  • 外国株式のベンチマークはMSCIコクサイ、米国上場ETFでいうTOKです。先進国分散です。
  • 新興国はMSCI エマージング・マーケット・インデックスです。かつてはVWOなどが採用していました。韓国を含む新興国インデックスです。米国上場ETFでいうEEMです。
  • 日本債券はNOMURA-BPI総合です。最も広く使われる債券ベンチマークです。
  • 先進国債券はFTSE世界国債インデックスです。こちらも著名です。かつてシティ世界国債インデックスと呼称していました。非常によく使われるインデックスです。ロンドン証券取引所グループの買収による名称変更です。
  • 新興国債券はJPモルガンGBI‐EMグローバル・ダイバーシファイドです。定評あるJPモルガンの世界債券シリーズの1つです。ブラジル・メキシコ・インドネシア・ポーランド・南ア・タイなど16か国の債券を含みます。
  • 東証リート指数はそのままですね。
  • MUAM G-REITマザーファンドはS&P先進国REIT指数です。アメリカが6割以上を占めます。オーストラリア、イギリス、シンガポール、カナダ、香港といった国や都市が並びます。いずれもリート先進国ですね。

 こうして見てみると、各資産とも王道のベンチマークが採用されていることがわかります。変なインデックスはありません。各資産ともバラバラで買うことができる、独立しても販売できるようなメジャーインデックスです。

基準価額の推移

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 米国株が調整したことを受けて、2018年に入って調整をしています。ただ、ダウ平均やS&P500などが軒並み高値を回復しているにも関わらず、やや戻りが鈍いですね。

 

 米国株はリーマンショックの時もそうでしたが、落ち込みは比較的「マシ」で、回復はどこよりも早いという特徴がありました。今もそのアノマリーは生きているということでしょうか。評価をするにはもう少し経過を見たいところですね。

 

 さて、このeMAXIS Slimバランス8資産均等型ですが、関連してご質問を頂いておりますのでご紹介します。

eMAXIS Slimバランス 8資産均等型に積立投資をしようと思う

はじめまして たぱぞう様

 44歳の投資初心者です。この先、65歳(嘱託を含む)でリタイアを予定しておりまして、それまでちょうど20年間あります。


 そこで、老後の資金作りと思い、つみたてNISAを検討しております。証券会社は楽天証券でつみたてNISA口座を開くと決めたのですが、積み立て注文するファンドが、未だに決まりません。

 

 たぱぞう様の記事を拝見して、おすすめのベスト3も検討しているのですが、いかんせん素人なのでリバランス等が自分で出来るかが心配しております。

 

 個人的には、ほったらかしでも大丈夫というバランスファンド(リバランスも自動でやってくれる)が良いのかなと勝手に思い、「eMAXIS Slimバランス 8資産均等型」に月々1万円、ボ-ナス月3万で年間16万円で始めてみようと思いますが、いかがでしょうか?

 

 たぱぞう様がおすすめする、「iFreeS&P500インデックス」や「楽天・全米式インデックスファンド」も惹かれるのですが、基本、ほったらかしで積み立てしたい(リバランスもなし)です。

 

 素人なので解りませんが、上記のファンドもリバランス等のメンテナンスは必要なく、ただ、淡々と購入していけばよいのでしょうか?

 

 ちなみに企業型401Kに年間約32万円預金のみで運用しております。はじめての投資となりますので、適切なご助言を頂ければ幸いです。お手数をお掛け致しますが、宜しくお願い致します。

バランスファンドは全くリバランスの必要は無い

 まず、バランスファンドは全くリバランスの必要はありません。勝手にリバランスしてくれます。それがバランスファンドの良さです。

 

 ただ、リバランスは金額が多いならば必要になりますが、数百万ぐらいでしたらあまり必要ないように思います。ご自分の給与のキャッシュポジションで何とかなってしまうからです。これは個人差がありますが、どうでしょうか。

 

 リターンはやはり株式のほうが高いでしょう。質問者様の積立額ならば、私ならば以前より推奨している「iFreeS&P500インデックス」や「楽天・全米式インデックスファンド」に全振りしますね。

 

 ただし。考え方次第です。これだけ右肩上がりが続いているわけですから、リセッションの可能性を想定すると、債券を多く入れているeMAXIS Slimバランスがディフェンシブに作用する可能性もあります。

 

 私の基本路線は

  • 株式のリターンは債券に勝る
  • 新興国株式のリターンは大きいが下げのボラティリティも米国以上に大きい
  • 日本株・債券は不要

 こういうスタンスです。これが「おや?そうかな?」と思われるならば、やはりそこはご自身の腹落ちを信じるのが一番だと思います。

 

 例えば、私はブログ開設当初よりVTIないしはVYMを推奨してきました。しかし、現実には世界のプロも含む投資家はさまざまなETFあるいは個別株に投資をしています。投資先は千差万別で当たり前ということです。いろいろな意見を参考に、選ぶのも楽しい作業ですね。

 

 私は以前なら信託報酬の高さからバランスファンドに関しては慎重な立場でしたが、0.16%でしかもリバランスもしてくれるとなると、使いようだと思います。大きな資産があり、債券も含みたいがリバランスが面倒、あるいはできないという時には有効な投資先かもしれません。

 

関連記事です。

  あえてヘッジファンドの後追いをするというETFもあります。こういう商品の幅広さは米国市場ならではですね。

www.americakabu.com

  以前は投資信託は信託報酬が高く、「ダメ」なものが多かったです。しかし、今は選べるベンチマークも増え、良心的な商品が激増しました。私がブログを始めたころからは考えられない変化です。

www.americakabu.com

  MSCIコクサイの記事です。米国を6割以上組み入れています。

www.americakabu.com

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