米国株ディフェンシブ銘柄のリターンがパッとしません

米国株ディフェンシブ銘柄がパッとしない

 PM、PGなどのディフェンシブ銘柄がパッとしませんね。特にこの頃買われた方は気が気ではないのでしょうか。明らかに相場は変調をきたし始めており、相場自体の妙味は実は増しつつあります。

 

 さて、今日は米国株取引全般に関するご質問を頂いています。複数のご質問を頂いていますので、分割してお答えしたいと思います。

毎月新規に30万円投資しています。

たけぞうさん

 初めまして。
 米国株を投資の軸にすべきと考えて、ブログで勉強させていただいております。たけぞうさんのブログを見始めたのは、今更ながらやはり米国株の強さを見て米国株への投資を開始してみようと思ったからです。

 

 今までも何度か検討はしていたのですが、毎度手数料の高さで辞めておりました。ただ、4年ぶりくらいに調べてみると売買手数料だけでなく、為替両替手数料がかなり安くなっておりこれは短期も含めて勝算があると思ったからです。


 投資歴は10年ほどになります。日本株のみを売買しておりました。


 まずは、家計の状況についてです、

 それぞれ32歳の共働きで、夫婦共に公務員であり、毎月の手取りの収入はボーナスを12カ月で割り、70万円から75万円です。


 このうち純粋に毎月の新規の投資に回せる金額は25から30万円ほどです。支出面では、生活費が多くかかっているわけではなく、月に夫婦子供合わせて生命保険を15万円ほど積み立てておるものも計上しています。


 子供は現在一人、今年の11月には2人目が生まれる予定です。資産状況は、生命保険の積み立てぶんが2000万円、残りは株口座、fx口座、預金口座を合わせて2500万円の合計4500万円です。株、fxで月にコンスタントに15から40万円ほどの利益をこの5年ほどは積み重ねられております。


何点かご質問させてください。

米国債ETFへの投資について

1点目の質問は、米国債ETFへの投資についてです。


 上記の生命保険の積み立てに関してですが、半分は米ドル建の終身及び養老保険となっております。また僕自身の保険に関しては、18歳から自分で掛けており、その時の予定利率が高かったおかげで、米ドル建の保険1000万円強は大体2から3%で回っております。

 

 残りの1000万円弱の生命保険については、円建てではありますが、変額終身保険や個人年金を組み合わせて1パー弱では回っていると考えています。ですので、保険資産の2000万円ぶんは、2%弱で回っている状況です。


 ここからが、質問なのですが、たけぞうさんのブログを見て米国債ETFのAGGを知りました。素晴らしい商品だと思います。日本の公社債ファンドをリスク分散で買っていたことを後悔しました。


 AGGは債券で運用されております。また、私の保有しているドル建て債券も運用のメインは米国債です。生命保険という性質上、掛け金が丸々積み立てられているわけではないですが、ドル建ての生命保険に加入することにより私は同じような性質のものを毎月積み立てています。


 そこで、この局面から毎月AGGを積み立てていくことはオススメされますでしょうか?また、今後の金利上昇局面において基準価額が下がるであろうAGGの積み立てをこれから始めることは選択として良いのでしょうか?

おこたえ

 もうすでに債券的な部分を保険で積み立てられているならば、新規に入る必要は無いと思いますよ。もし解約ができるならば迷うところですが、商品の性質上中途解約が難しいタイプにお見受けしますがどうでしょうか。

 

 年間払込額8万円での控除枠活用というのが私の基本的な考えですが、もう保険が走っているならば考えを切り替えることが大事だと思います。

 

 ポートフォリオにおける債券の比率は年齢や資産にもよりますが、せいぜい2割~5割ぐらいでよいと思っています。利下げ局面では強気に出られますが、まだ利上げ局面です。この局面ではキャッシュでリスクヘッジが一番強いですね。

ディフェンシブ銘柄を捨ててAmazonに乗り換えたい

次に2点目の質問です。
 2月の暴落局面で、FANGとディフェンシブのPGやJNJなどに投資をしました。
 大きくリバウンドしたところでFANGは全て抜けましたが、ディフェンシブのものは期待していたパフォーマンスが出ずにそのままにしております。

 

 そこから自分で調べまして、米国株の配当金への二重課税を知り、ディフェンシブの長期で買ったパフォーマンスが税金のために落ちるのではないかと思いました。長くなりましたが、ディフェンシブの長期ポジションについて、二重課税がある中でも投資は有効であると思われますか?


 医薬品系のETFへの乗り換えも検討しております。また、ディフェンシブ系のパフォーマンスを見たときに昔ほど良くないような気もしております。それならば、AMZNなどを長期で持つ方が有効かなと。

おこたえ

 Amazonの勢いはスゴイですね。創業者が社長であること、その創業者の目論見がことごとく当たること、そのために決算も好調です。ただ、この銘柄はPERを始めとするすべての基礎データが大きく、大企業ですが成長株ですね。ストーリーに乗るかどうかだと思います。

 

 対するディフェンシブ銘柄は枯れた成熟株が多く、インカムは読みやすいですね。しかし、債券との利回りの関係で値崩れしています。利上げが続く限りにおいて軟調相場は続きそうです。

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※PM・T・PG いつか来た道を急速に戻りつつある銘柄群

 

 もうちょっと金利が上昇すれば、本当の買い場が来ると思っていますが、やはりもう少し時間が必要でしょう。直近の下げは急ですが、だからと言って急いで資金を突っ込む局面ではないと個人的には思います。

 

 配当レシオが極端に高いもの、売り上げが下がり、営業利益率も下がっている銘柄、こういった銘柄は見直す必要がありそうです。ただ、直近の下げがきついので、売り時が難しいですね。

 

 投入額にもよりますが、ぴょんぴょん売ったり買ったりトレンドを追うのではなく、キャッシュポジションを見ながら本当に買いたい株をコツコツ買っていくというのが良いと思いますよ。

 

 古くから持っていていまだにキャピタルが出ている銘柄に関しては、特に焦る必要もないと思います。インカム銘柄というのはこんなものです。そして、いずれ相場全体にこのボラティリティは波及することでしょう。

積立投資を始めるタイミングでしょうか

 最後に3点目です。

 私は、今まで積み立て投資を行ったことがほとんどありません。正確に言うと、安いと思った時に積み立て投資を開始するために買いを入れ始めるのですが、大きくリバウンドしたところで10パーセントほど利が乗ると利確しています。


 大きな利が取れてはいませんが、相場に残れているのもこれが理由かなと考えております。

 

 しかしながら、リターンと相場を見て研究する時間とを天秤に掛けた時にある程度、時間を優先したいという思いが強くなりました。超長期で見て、右肩上がりの米国株であれば積み立てを行っても良いかなとも考えています。

 

 ズバリ、この高値から落ち始めるとたけぞうさんが予想されている局面で積み立てを開始することはタイミング的に良いのでしょうか?

 

 また、積み立て投資を多くの方が推奨されておりますが、出口についてはあまり言及されてないように思います。たけぞうさんは積み立てておられるものをどのような時に利確するおつもりでしょうか?

 

 自分としては、しっかりと落ちてから買い始めたいなというのがあるのですが。ほったらかしで出来る、テオなどのサービスを積み立ての候補にしております。ただ、手数料を考えた時に自分で分散して購入していくのも良いかなと迷っています。


 長くなりまとまりのないものになってしまいましたが、またご回答よろしくお願いします。

おこたえ

 いえいえ、ご質問は長いほうが背景が分かるので助かります。タイプ的にはかつての私に似ていますね。私も落ちたところをドカンと買って、わりとすぐに売っていました。日本株はそういう買い方が合う市場のように思います。

 

 この3,4年はある程度の資産ができたので、ETFを自分でも買い始めたというところです。改めて思うのは、やはりETFは楽だということです。手間がかかりません。FANGが隆盛になればそれも取り込めます。

 

 ご質問者様は積立をされたほうがよいと思います。理由があります。

  • 月々の投資資金が大きいので分散したい
  • 資産をすでにある程度持っている
  • 時間が欲しい

 こういう理由です。ただし、一気に買うのはやめたほうが良いですね。時間分散をしつつ、コツコツと積み立てていくことをおすすめします。昨年のように上がり続ける相場は終了しており、どちらに振れても対応できる投資方法が良いと私は思います。

 

関連記事です。

  生命保険のかけ方、考え方に関してはこちらにまとめてあります。

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  相場が軟調になると魅力が増すように見える債券投資です。

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  米国ETFに関する基本的な投資スタンスです。

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