【留学で失敗しないために】なぜ留学生の8割は学んだ英語を使って仕事ができないのか?

  • 2017/9/28
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社会人が仕事を辞めて海外へ語学留学に行く目的は、バリバリ英語を使ってカッコ良く仕事がしたいからだ。大半は留学後に海外勤務、日本で働くなら欧米の外資系で英語を使って働くことを夢見ている。

 

しかし、語学留学生の大半は英語を使った仕事ができずに再び日本社会で働くという厳しい現実がある。その割合は自分の感覚で8割以上だと思っていたが、ある現地留学マネージャーの方も8割は失敗していると言っていた。

 

留学に成功して英語を使って仕事をする成功体験は珍しいという。つまり、大半は仕事を辞めてまで留学しても、留学前と同じように日本社会で働いているということだ。

 

なぜ、英語で使う仕事を夢見て留学するにも関わらず、英語を使って仕事ができないのか、その最大の理由は英語を使って仕事をするということを現実的にイメージできていない、また英語を使って働くことに過度に期待しているからだと思っている。

 

よく留学生で、英語を学びながら仕事ができる環境を求めるが、労働者の仕事はアウトプットする場所なので、基本的にそんな都合のいい場所はない。

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日本人が海外で働く

起業を抜かして具体的に日本人が海外で働くには、駐在員、日系企業の現地採用、日系以外の現地企業、この3つしかない。

 

海外で働くというと真っ先に思い浮かぶのが現地駐在員だ。現地駐在員のメリットは、日本から給料が支払われ、現地でも住居や社用車が用意され、生活に困らないだけの手当ても現地通貨で支給される。そのため海外でリッチな生活ができて、帰国後には貯金も貯まるという恵まれた環境だ。海外生活に憧れる女性で現地駐在員の妻になりたいと言う方は多い。

 

しかし、この方法で海外勤務するのは現実的ではない。

 

駐在員というポジションがあるのは海外に拠点がある大手メーカーや商社、まずこれらの企業に就職しなければならない。また、大手メーカーの中でも駐在できるのは、マネージャー職、TOEICで700点以上など条件があり、社内応募したからといって希望が通るわけではない狭き門だ。

 

仕事を辞めて海外で英語を勉強したからといって採用されるわけではない。

 

現地採用として働く 

現実的に考えると日系企業の現地採用として働くケースが多い。留学経験者にとって現地採用で働くことのメリットは、業務知識や英語力を求められないことだ。逆に言うと代わりが効きやすい仕事を募集しているとも言える。

 

外国に拠点を置いている日本企業の仕事は、市場開拓するための営業やマネージャー職、開発拠点の現地スタッフの教育、工場などで現地スタッフをまとめる調整役が大半になる。自社のビジネスモデルを理解していない中途入社にいきなり任せられる仕事は多くない。重要なポジションは在籍している社員に任せる。

 

そのため、現地で採用される日本人スタッフは、社員の下に就いてヘルプや調整を任されるケースが多い。そのため、状況を報告する上司は日本人、日系の現地外国人スタッフのまとめ役は日本語を話せる人が大半なので、語学力を求められるケースは多くない。

 

現地採用で日本人を雇うメリットは、日本の感覚でマネージメントや報告をしてくれる、現地スタッフより少し高い程度の人件費で採用できる、日本よりも解雇規制が緩いというメリットがある。

 

そのため、現地採用の業務で多いのは、コールセンターや語学学校のマネージャー、工場や開発拠点などの管理、日系企業のクライアントの調整役、本国社員のヘルプ業務が多い。

 

日系以外の現地企業で働く

最後に日系企業の現地企業で働くというケースがある。日本語を捨てて外国籍企業で働くというのは、ケースとして珍しくメリットもあまりない。

 

日本企業が言語が通じない外国人を採用するのは、その国の物価差を利用して利益を得たいからだ。フランス企業がフランス国内でビジネスをするのに日本人を採用する理由はないだろう。

 

フランス企業が日本市場を開拓するために日本人を採用するのであれば、日本支店を作ってから採用活動を行う。外資系企業で英語を使うのは、本国の社員に報告する必要がある経営陣だけであって、社員は語学力を求められない。

 

ごく稀にエンジニアなどの技術職でIT本場のシリコンバレーで働く人がいるが、それは国籍の壁を超えて雇いほど優秀だから採用されるだけで、英語が話せるから採用されるわけではない。この道を目指すのであれば、呑気に留学をしているどころではない。

 

 

日本国内で英語を使う

近年は円安メリットもあり日本に訪れる外国人が急増している。日本国内で外国人向けに英語を活用する仕事は以前よりも増えた。

 

ホテルやゲストハウスのスタッフ、ツアーコンダクター、料理教室などの習い事で英語ができる人材を募集している広告を見かける機会増えた。2020年のオリンピックに向けて今後も増加傾向にある。

 

ただ、こうした仕事は学生のバイトでも十分可能なレベルなので給料は低い。

 

何が言いたいのかというと、日本社会では英語を活かせる仕事は多くない。何を持って留学が成功したのかを考えるのは人それぞれだが、留学前に事前に考えておく必要があると言うこと。

 

たとえ3ヶ月の短期留学だとしても、留学費用、現地での生活費、次の仕事に就くまでの生活費を考えたら、格安留学でも100万円近い予算が必要になる。リスクを取って仕事を辞めたにも関わらず、期待通りの結果にならなかったら悲しい。

 

自分の留学経験

必要以上に期待してしまう理由は、留学学校の広告や留学カウンセラーの影響が原因だと思っている。

 

自分は23歳の時に仕事を辞めて3ヶ月語学留学したことがある。留学しようと思った理由は、専門職だったが不景気で仕事がなく在籍していても業務経験が積めない、英語ができれば評価され仕事が増えると期待していたからだ。

 

途上国なら格安で語学留学できる事をネットで知り、早速応募して留学カウンセラーと面談した。カウンセラーからは、これからは英語の時代だから、語学ができなければ仕事がないと熱心に勧められた。

 

今の自分がアドバイスする立場にいれば、同じような境遇の人に仕事を辞めてまで留学は勧めない。業務経歴よりも語学を評価する職種はない。わざわざ留学しなくてもオンライン英会話などネットを利用すれば、働きながらでもある程度上達できる。それから留学を検討しても十分遅くないとアドバイスしただろう。

 

実際に留学を体験した後に、英語と関係ない仕事に就く人たちを見て違和感を持つようになった。

 

なぜ、英語を使う仕事ができないのか考えたところ、留学後にどういう仕事に就きたいか具体的にイメージできていないからという結論に達した。

 

www.eyasu2008.com

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