高配当ディフェンシブ株ポートフォリオはバークシャー・ハサウェイに勝てないのか?

バークシャー・ハサウェイ(BRK)に勝てる高配当ディフェンシブ株ポートフォリオについての話題です。配当再投資戦略を志す投資家の方にとって、モチベーションアップにつながる内容になれば幸いです。

 

バークシャー・ハサウェイは、伝説の投資家ウォーレン・バフェットが代表を務める保険を中心とした様々な事業を営む持株会社である一方、同時にバフェットが厳選した個別株式を集めた投資ファンドでもあり、これまで長年にわたり高リターンを生み出してきました。

 

バークシャー・ハサウェイ、というよりバフェットは、株価成長を通じた株主還元を実現するため、税金の発生する配当金還元でなく本質的な価値を有する有望企業に対する投資リターンを重視しており、現在もなお無配を貫き高リターンを実現しています。

 

しかしながら、私が投資しているような高水準の配当金を排出してしまうディフェンシブ銘柄オンリーのポートフォリオで、上記のように無配を守ることで高リターンをつなげて来たとも言えるバークシャー・ハサウェイに勝つことができないかと言えば、実はそんなことはありません。

 

そこで今日は、バークシャー・ハサウェイに匹敵もしくはそれを上回る高配当ディフェンシブ株ポートフォリオの実例を、過去の実績データと合わせて参考までにご紹介してみたいと思いますので、是非ポートフォリオを再構築する上での参考にしていただければと思います。

 

バークシャー・ハサウェイのリターン実績

 

まずはバークシャー・ハサウェイのリターン実績についておさらいします。期間によって変わるものの、1998年からの直近20年間について、世界最大の純資産規模を誇るS&P500指数連動ETFのSPYとの比較チャートを確認することにします。

 

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※portfoliovisualizer.comにて作成

 

上記グラフのPortfolio1がバークシャー・ハサウェイのチャートですが、やはりSPYに対して大幅に上回るリターンを実現していることが分かります。世界の大半のアクティブファンドが負けると言われているS&P500指数に連動するSPYに、これだけ上回っているあたりはさすがです。

 

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※portfoliovisualizer.comより抜粋引用

 

さらに詳しく各種指標を確認してみても、単に年率リターンが優っているだけでなく、上記のいずれの指標においてもSPYを上回る成績をおさめていることが分かります。文句なくバークシャー・ハサウェイの圧勝だと言えましょう。

 

高配当ディフェンシブ銘柄の配当再投資ポートフォリオ例

 

それでは、上記の通り高パフォーマンスを誇るバークシャー・ハサウェイに挑むディフェンシブ株ポートフォリオを以下にご紹介します。ご覧の通り、何の変哲もない生活必需品セクターを中心とした代表的な大型ディフェンシブ株8銘柄に、12.5%ずつ均等配分されたポートフォリオです。

 

①アルトリア・グループ

②マクドナルド

③コカ・コーラ

④ジョンソン・エンド・ジョンソン

⑤エクソン・モービル

⑥ブリティッシュ・アメリカン・タバコ

⑦プロクター・アンド・ギャンブル

⑧ゼネラル・ミルズ

 

いずれも成熟したマーケットでビジネスを行っており、成熟しているが故に事業も株価も大きく成長することを期待されていない高配当銘柄ばかりで構成されているため、一般的には高いリターンを叩き出すイメージを持たない方も多いのではないかと思いますがいかがでしょうか?

 

高配当ディフェンシブポートフォリオの勝敗は如何に

 

それでは早速ですが、上記8種ポートフォリオとバークシャー・ハサウェイとのパフォーマンス比較に話を進めます。以下は、先程と同様に、1998年からの直近20年間の比較チャート(配当再投資)であり、Portfolio1が8種のパフォーマンスを表しています。

 

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※portfoliovisualizer.comにて作成

 

この20年間という期間について言えば、8種ポートフォリオのリターンがバークシャー・ハサウェイを明らかに上回っていることがお分かりかと思います。特にリーマンショック以降その差が広がっていますね。それではその他の指標についても下の表で確認してみます。

 

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※portfoliovisualizer.comより抜粋引用

 

8種ポートフォリオは、ベストイヤーこそバークシャー・ハサウェイを下回っているものの、ワーストイヤー、マックスドローダウンレシオがそれと同じかそれ以上に低い点が特徴的であり、かなり下振れリスクが抑えられたポートフォリオだと言えましょう。

 

しかも、バークシャー・ハサウェイに比べシャープレシオも1.5倍以上高いことから、単にリスクが低いというだけでなく、ポートフォリオにおいて最も重要なエッセンスでもあるリターン効率、つまりリスクに対するリターンがより大きいことが分かります。

 

もちろん、期間が変わればまた勝敗が入れ替わることはあるものの、直近20年間という期間に関して言えば、バークシャー・ハサウェイよりもこの何の変哲もない8種に何も考えずに配当再投資をした方が、少ないリスクで高いリターンを実現できたということです。

 

また、勝敗は別としても、ここまで高く安定した8種ポートフォリオのリターンを長期的に上回り続けることは、いかにバークシャー・ハサウェイと言えども極めて困難な課題だと言えるように思いますが、いかがでしょうか?

 

最後に

 

基本的にはリスクとリターンは連動しているため、高いリスクを取ればそれに見合う高いリターンが期待できるものの、それではあまり意味がなく、株式投資の肝は、リスクを抑えて高いリターンを実現できるか否かだと言えます。

 

今回の記事でも、高パフォーマンスの代名詞としてバークシャー・ハサウェイを引き合いに出したものの、リスクを加味しなければポートフォリオを組む必要はなく、アマゾン・ドットコムに集中投資した方がより高いリターンが期待できるに違いありません。

 

しかしながら、特に我々のような大切な身銭を切って投資している個人投資家が取ることができるリスクは限られており、仮に高リスクを取ったとしても、高いリターンにつなげるどころか損失を被る可能性の方が高くなるはずです。

 

幸い現在株式市場は大型の調整を迎えており新たに仕込むには良いタイミングとも言えるため、この機会にバークシャー・ハサウェイ以上のリターンとリターン効率が期待できる今回のポートフォリオを参考に、ご自身のポートフォリオを再構築されてみてはいかがでしょうか?

 

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